私がシルバー人材センターで経験した仕事の一つに、青色回転灯を装備した車両による地域パトロールがあります。
これは地域の安全活動の一環として行われているもので、警察と連携しながら交通安全と地域の防犯活動を行う制度です。青色回転灯車によるパトロールは、警視庁の制度に基づき地域の安全・安心を守るため全国で実施されています。
定年退職後、「何か地域に役立つことができれば」という思いで始めた仕事でしたが、実際に活動してみると、地域社会の大切な役割を担っていることを強く感じるようになりました。
青色回転灯パトロールの主な役割
私たちが担当していた主な活動は、次のようなものでした。
・小学生の下校時の交通安全指導
・通学路での見守り活動
・公園や児童遊園の見回り
・小学校周辺の住宅街防犯パトロール
特に小学生児童の下校時間帯は、交通事故や不審者への対策として、地域での見守りがとても大切になります。私たちは青色回転灯を装備した車両で巡回しながら、子供たちが安全に帰宅できるよう拡声器で声掛けしながら見守りを行っていました。
活動時間とパトロール体制
パトロールは週1~2回、活動時間は午前10時から午後4時まで、二人一組、3班の体制で交互に運転をしながら巡回します。
パトロールの対象は、市内にある小学校に通う児童の通学路でした。市内に23の小学校があり、一日一小学校の周辺を重点に全域をパトロールし、一か月で全小学校区を回ります。学校の下校時間に合わせて通学路を巡回し、子どもたちの安全を確認しながら見守りを行います。
日中は人がいない公園や神社では下車して周辺に不審者がいないか、トイレなどに危険物が置かれていないか見回ります。
子どもたちへの交通安全指導
下校時間になると、多くの小学生が通学路を通って帰宅します。
その際、私たちは子どもたちに
・道路の右側を通行すること
・2列で歩くこと
・交差点では手を上げ車が止まってからわたること
・信号の正しい見方
など、交通の安全の基本を声かけけしながら指導しました。
子どもたちは元気いっぱいで、友達と話しながら歩いていることが多く、注意が散漫になりがちです。低学年の児童は交通安全ルールを守り、右側を2列で横断歩道では右手を上げ車が停止してから歩行していますが、高学年になるほど歩行線からはずればらばらになるため都度声かけ指導しています。パトロール時特に気をつけるのは、下校後の交差点での子供の自転者の飛び出しです。
また、保護者の方にも、交通ルールの遵守を呼びかけ、児童のお手本となり、大人が見守ることで事故の防止につながることを実感しました。
公園や児童遊園の見回り
通学路の巡回だけでなく、子どもたちがよく利用する公園にも立ち寄ります。
そこで確認するのは、次のような点です。
・公園のトイレが清潔に使用されているか
・不審物が置かれていないか
・不審者がいないか
公園は子どもたちにとって大切な遊び場ですが、同時に安全管理も重要です。
巡回していると、地域の方から
「いつも見回ってくれてありがとう」
と声をかけていただくこともあり、地域に役立っていることを実感しました。
子どもたちとのあたたかい交流
パトロール中、子どもたちから
「こんにちは!」と元気よく声をかけてもらうことがあります。
最初は少し恥ずかしそうにしている子もいますが、何度も顔を合わせるうちに、自然と挨拶をしてくれるようになります。その瞬間、「地域の一員として役に立っている」という喜びを感じることができました。
また、初めての目的地に向かう時、地図を見ながら右往左往していましたが、数年後にはほぼ市内全域の主要道路を通行し、小学校周辺の主要施設や神社に立ち寄ったので、その地域の特徴を知ることできました。
この仕事の一番のやりがいは、こうした子どもたちとのふれあいだったように思います。
地域を守る小さな力
青色回転灯パトロールは、決して派手な仕事ではありません。
住居地域をパトロールする時は拡声器を使い、戸締り鍵かけをするよう防犯の声掛けをおこなっています。地域の中で誰かが見守っているという安心感は、子供た知や保護者、地域の人々にとって大きな意味があります。また、パトロール時特に気をつけるのは、帰宅後子供の交差点での自転者の飛び出しです。
私自身もこの活動を通して、地域社会の大切さを改めて感じました。
子どもたちが安全に学校へ通い、元気に帰宅できる。
その当たり前の日常を支えることができたことは、私にとって大きな喜びでした。 これからも、地域の一員としてできることを続けていきたいと思っています。
定年後の社会参加として感じたこと
定年退職後は、生活のリズムが変わり、社会とのつながりが少なくなりがちです。
しかし、シルバー人材センターの仕事を通じて地域活動に参加することで、
・社会とのつながりを持つことができる
・健康的な生活リズムができる
・地域の人との交流が生まれる
といった多くのメリットを感じることができました。


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