障害者施設の宿直で学んだ理念とは?仕事内容と福祉の魅力を体験談から紹介

生活
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定年退職後、「これからの人生をどのように過ごそうか」と考える方は多いのではないで       

しょうか。

私も退職後、完全に仕事を辞めてしまうのではなく、出来るだけ社会とつながりを持ち続        

けたいとかんがえていました。

そんこでに利用したのが全国シルバー人材センター事業協会の仕組みです。

シルバー人材センターは、高齢者の就業機会を提供する全国組織で、地域ごとにセンター         があり、高齢者の経験や希望、体力などに応じて無理のない仕事を紹介してくれます。

私もシルバーセンターに登録し、いくつかの仕事を経験しました。その中で初めて担当し

たのが、障害者支援施設の宿直業務です。

この記事では、障害者支援施設における宿直の仕事内容や、利用者との交流、施設の理念       

から学んだこと、福祉の仕事の魅力について、私の体験を交えながら紹介します。

障碍者支援施設の宿直時間

私が経験した宿直の勤務時間は、午後5時から翌朝8時まででした。

おおよその流れは、次のとおりです。

時間内容
午後5時宿直業務の開始
午後6時ごろ夕食後、宿直室で待機
夜間施設内の見回りや電話対応
翌朝7時30分ごろ朝食
翌朝8時業務終了・退所

夜間は宿直室で待機しながら、必要に応じて電話対応や施設内の確認などを行いました。

勤務時間や業務内容は施設によって異なるため、仕事を引き受ける前に確認しておくことが大切です。

障害者支援施設における宿直の仕事内容

宿直といっても、特別に難しい作業ばかりではありません。

私が担当した主な仕事は、次のとおりです。

・郵便物の受け付けと整理                                     

 午後に届いた郵便物を受け取り、内容を確認して記録・整理しました。

・共用スペースの清掃

 玄関ホールや事務所、男性用トイレなど、施設内の共用スペースを清掃しました。

 利用者や職員の方が気持ちよく過ごせるよう、丁寧に作業することを心がけました。

・施設内の見回りと施錠

 外部からの出入り口や施設内を確認し、必要な場所の施錠を行いました。

 夜間の安全を守るため、戸締まりを確実に確認することが大切です。

・電話対応

 当直の指導員が利用者の居住スペースを見回っている間は、必要に応じて電話対応を        

 行いました。

・花壇やハウスへの水やり

 春から夏にかけては、庭園の花やハウスで育てている野菜などに水をやりました。

このように、宿直は施設利用者の方々が安心して生活できるよう、夜間の安全と施設の環境       を守る仕事でした。

利用者との交流で感じたこと

この仕事で特に印象に残っているのが、利用者の方々との交流です。

夕食と朝食は施設の食堂で、利用者の方々と一緒にいただきました。

初めのうちは、どのように接したらよいのか戸惑うこともありました。しかし、毎日のように顔を合わせるうちに、身振りや手振りを交えながら、笑顔で挨拶を交わせるようになりました。

言葉だけでなく、表情やしぐさから気持ちが伝わることもあります。相手の様子をよく見ながら接することの大切さを学びました。

また、施設で行われる節分会やひな祭り会、クリスマス会などの季節行事にも参加させていただきました。

利用者の方々と楽しい時間を過ごし、温かい交流を持てたことは、この施設で働いたからこそ得られた貴重な経験です。

施設の理念から学んだこと

施設では、利用者一人ひとりを大切にするため、次のような考え方を理念として掲げていました。

  • 共生
  • 尊厳
  • 社会参加
  • 成長
  • 多様性を認めること

実際に働く中で、私が特に大切だと感じたのは、障害のある方の自立と尊厳を尊重する姿勢です。

利用者の方が困っているように見えても、何でも先回りして手助けすればよいとは限りません。

まずは本人の意思や行動を見守り、必要なときに必要な支援を行うことが大切だと学びました。

利用者の方を一人の大人として尊重し、それぞれが持っている力を生かせるように支援することが、福祉施設における重要な考え方なのだと思います。

利用者の社会参加を支える取り組み

施設から関連する就労施設へ通い、仕事に取り組んでいる利用者の方もいました。

働く意欲を持つ利用者を支援するため、施設と就労施設が連携し、社会参加につながる取り組みを行っていました。

また、地元農家の方々の協力を受けながら、自然栽培による米や野菜作りにも取り組んでいました。

パンやお菓子などを作り、公共施設で販売する活動も行われていました。

こうした活動は、利用者の方が地域社会と関わり、役割や働く喜びを感じるための大切な機会になっていると感じました。

若い支援員の姿から感じた福祉の魅力

施設では多くの若い支援員が働いており、その姿も強く印象に残っています。

利用者の方によって、必要とする支援やコミュニケーションの方法は異なります。そのため、支援員は一人ひとりの様子を見ながら、相手に合った方法で丁寧に接していました。

思うように意思疎通ができないときにも、繰り返し分かりやすく説明し、根気よく向き合っていました。

利用者の生活を支える仕事には、大きな責任があります。

その責任を担いながら、温かい姿勢で利用者に寄り添う支援員の姿を見て、福祉の仕事は人の生活と尊厳を守る大切な仕事だと改めて感じました。

障害者施設の宿直で感じたやりがい

障害者施設の宿直は、目立つ仕事ではないかもしれません。

しかし、施設の清掃や施錠、見回り、電話対応など、一つひとつの仕事が利用者の安全な生活につながっています。

利用者の方から笑顔で挨拶をしてもらったときや、安心して過ごしている様子を見たときには、自分も施設を支える一員になれたように感じました。

また、障害のある方との交流を通して、自分とは異なる立場や考え方を理解しようとすることの大切さも学びました。

仕事を通して新しいことを学び、地域福祉に少しでも貢献できたことは、私にとって大きなやりがいになりました。

私が働いた施設は自然に恵まれ、春には花見を楽しむなど、四季折々の風景を感じられる環境でした。

仕事をしながら季節の移り変わりを楽しめたことも、よい思い出です。

まとめ

障害者支援施設の宿直は、施設内の清掃や施錠、見回り、電話対応などを通して、利用者の安全な生活を支える仕事です。

私はこの仕事を経験したことで、共生や尊厳、社会参加、多様性を認めることの大切さを学びました。

特に印象に残ったのは、利用者の能力を尊重し、必要なときに必要な支援を行うという考え方です。

障害者施設での宿直は、地域福祉を支える一員になれたと実感できる、貴重でやりがいのある経験でした。

これから定年を迎える方や、退職後も無理なく社会と関わりたいと考えている方にとって、シルバー人材センターは選択肢の一つになると思います。

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